解決事例
相談内容や弁護士費用等の目安になるよう、
ご相談の種類ごとに解決事例をまとめました。
事例一覧 : 不動産
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ご依頼いただいた際の成功を保証するものではありませんし、実際の弁護士費用と必ずしも一致するものではありません。
商売のために借りていたビルに突然の立ち退き請求。
大家との交渉により、高額の立退料を獲得。
- ご相談の経緯
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部屋を借りてお店を開いていた依頼者様。ようやくお客さんもつき、商売が軌道に乗ってきたと感じていたところ、見知らぬ業者からいきなり「新しく大家になった。建物が老朽化しているので、200万円の立退料を支払うからすぐに立ち退いてほしい」との通知を受けました。突然のことに驚いた依頼者様が、ご相談へ。
- 事件処理結果
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依頼者様と相談を重ね、ご希望をうかがった結果、「立ち退くのは仕方ないが、今すぐというわけにもいかないし、それなりの立退料はもらわないと困ってしまう」とのご要望にたどり着きました。
そこで弁護士を通じて業者と交渉を重ね、立ち退きの時期を半年先に延ばすとともに、立退料を1,000万円へと大幅に増額することに成功しました。
- 弁護士費用
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着手金 30万円 / 報酬金 100万円
- ポイント
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それまで借りていた部屋の立ち退きを突然求められると、パニックになってしまいがちです。そんなときに多少の立退料を示されると、「トラブルから解放されて、お金ももらえるなら、それでもいいか」とついつい思ってしまうものですが、それこそ業者の思うつぼです。
「部屋の立ち退き」といっても様々なケースがありますが、それぞれに大家側には思惑があります。「大家側の真意は何か」を追及しつつ、最善の解決策を導き出すことができるのが弁護士です。
「ただひたすら立ち退きに応じず粘っていれば、どんどん立退料はあがっていくのではないか」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。実は立退料の相場は、裁判になってしまうと下がる傾向にあります。また、借主側に弁護士が就くことで大家側の対応が大きく変わるケースも少なくありません。ぜひとも専門家である弁護士にお任せください。
弟様とともに父からテナントビルを相続した依頼者様。
ビル管理に協力的でない弟様との関係を清算するには?
- ご相談の経緯
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お父様が所有してこられたテナントビルを弟様とともに相続した依頼者様。はじめは「安定した収入が得られる」と期待した依頼者様ですが、テナントとの交渉や賃料請求、ビルの修繕、保守など、テナントビルの管理、運営などに様々な手間がかかることを痛感されます。しかし、遠方にお住いの弟様は何も関与せず、ただただ賃料の分け前を要求するばかり。そのうちに弟様との関係まで悪化してしまい、先行きに不安を感じた依頼者様がご相談へ。
- 事件処理結果
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ただ「先行きがご不安」というだけでは、具体的な解決先を見定められません。そこで、依頼者様だけでなく、奥様、お子様も交え、今後どうしていきたいか、じっくりとお考えをうかがいました。その結果、依頼者様ご家族は弟様に対する不信感が強く、関係をできる限り断ち切りたい思いが非常に強いということが分かりました。
もっとも、ビルを共有したままでは関係を断ち切ることはできません。そこで、ビル全体を第三者に売るのが最善との結論に至り、弟さんと交渉に入りました。不動産市況だけでなく、テナントビル運営のリスクや手間、兄弟としての思いも含めて丁寧に説明し、好条件でビルを第三者に売却することに成功しました。
- 弁護士費用
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着手金 30万円 / 報酬金 200万円
- ポイント
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ご相談いただいたお悩みを解決するには、①始めに最終的な獲得目標は何かをじっくりとお考え、お決めいただいた上で、②その目標を得るための方法には何が考えられ、それぞれメリット、デメリットは何かを検討し、③いずれかの方法を選んで解決に向け取り組む、という流れを踏んでいくことが大切です。
ご紹介した事例でも、①の最終的な獲得目標を決めていただくところに時間をかけました。単に「ビルの管理運営が大変だ」ということなら、管理会社に全て任せる方法もあります。ビルからの収益を最大化したいなら、弟さんの持分を買うことも考えられます。しかし、依頼者様ご家族のいちばんの望みは、弟さんとの関係を断ち切ることでした。また、共有物分割請求訴訟を起こすといった様々な具体的方法も考えられましたが、解決のスピード、経済的ご負担、さらには弟さんの性格などを考え、話し合いによりビル全体を第三者へ売却することとしました。
「最終的な獲得目標を決める」と一言で言っても、依頼者様には様々な思い、考えがあり、その裏にはあれこれと背景があり、さらには目の前に立ちはだかる現実もあります。いざ決めようと思っても、そう簡単には決まらないものです。当事務所では、事件処理をあせることなく、依頼者様に寄り添って解決策をともに探してまいります。